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人財となれ
平成13年7月1発行
川越自動車学校
川越自動車学校は人の気持ちに立って教習所を考える自動車学校である。「お客様は教習に対して悩みや不安を抱えている」そんなお客様の不安を解消し満足できる教習を目指すため、グループ担任制を行っている。その他の導入目的は

 〇合格率の向上と挫折者のフォロー
 〇頻繁なグループミーティングとコミュニケーションの重視
 〇欠点のカバーとチームプレーによる責任感の醸成
 〇教習サービスの向上

その中においても重視していることは、教習が思うように進まないお客様に対し少しでも協力していきたい、という気持ちだそうだ。
そのために、窓口ではそのようなお客様が相談できるように、常に有資格者を配置している。より良い教習をしていく為には、全員で悩みや不安を取り除いてあげる事も必要なのである。
それは社員に対しても同じであると考え、より良いサービスの提供のため、女性相談員による社員の為の職場相談、家庭相談、健康相談、苦情相談等を行っている。「悩みがあると良い仕事ができない」社員の勤務意欲の向上に貢献しているという。
川越自動車学校は人を大切にしている。お客様だけでなく社員に対しても。それがより良い教習、サービスを生みだしているのではないだろうか。

高田管理者
高田管理者

川越自動車学校
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北本中央自動車学校
平成4年に新築した校舎が現在でも新しさを感じさせる教習所が北本中央自動車学校である。同校の大島管理者は、職員の資質向上方策として一人ひとりの職員に「あなたは含み損社員か、含み益社員か」と投げかけている。この「含み損・含み益」とは、土地や株式にも簿価と時価があり、簿価より高く土地や株式が売れる場合は「含み益」、その逆に簿価より安値でしか売れない場合は「含み損」ということを社員に置き換えて考えた場合のことであるそうである。例を挙げると現在の年収700万(簿価)の会社員が転職した場合、年収500万(時価)の仕事にしか付くことができない場合に、その人は200万円の「含み損」のある社員だということである。
これからの時代に求められる人材とは「自律人材」型であり、社員それぞれが創意工夫し、お客様に満足してもらおうと努力することが「含み益」型社員になるために必要である、と語る。
加えて大島管理者は、「自動車教習所とはサービス業だが画一的なサービスを行うというわけではありません。マンツーマンの指導であることが多いので、そのお客様一人ひとりに合ったサービスを提供することができたか、満足度の高い教習ができたか、をポイントに社員教育を行っているのです」と語る。
北本中央自動車学校は、全社的に「含み益」社員を目指し、「個別」の要求にきめ細かく満足度の高いサービスを目指している。

大島管理者
大島管理者

北本中央自動車学校
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羽生モータースクール
羽生モータースクールの基本である「きれい」と「親切」という言葉は、お客様に気持ちよく教習を受けていただく為には必要不可欠なことだが、これを実際に実行・継続することはなかなか難しい。
羽生モータースクールでは、全職員の方が元松下政経塾塾長の上甲 晃先生の研修などを受け、6年前から毎朝トイレや校舎内を隅々にわたって、指導員や事務員ら全職員で清掃し続けている。
また取材で訪れた日も、教習指導員、事務職員、そして幹部の方々も笑顔一杯の挨拶で迎えてくれた。この雰囲気を言葉で語ることは難しいが、なんというか「ハートフル」な気持ちがある応対なのである。その点を須藤副管理者に伺うと「実はいつでも全員が親切な対応を実践するよう、私達は毎朝自己啓発に関する書籍の一部を少しずつ読み続けて、常に全職員に意識付けしてきているんです」「毎日読む量は少しですが、それでも読んだ本の数は2桁を超えましたよ」とその秘密を語ってくれた。
五十幡管理者は「物事は一つが出来ていれば派生する。目標は3つも4つも多く掲げず、目標を絞って徹底することが大切だと考えているんです」と基本的な人材育成の方針を語ってくれた。
毎日の継続的な活動を見て、凡事徹底を継続し続けることの大切さを強く感じた。

五十幡管理者
五十幡管理者

羽生モータースクール
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飯能自動車学校
「笑顔で迎えてくれる」そんな自動車学校が飯能の入間川の辺りにありました。
相手を思いやる笑顔と親切な対応、その裏側には飯能自動車学校の教習所全体の人材育成に対する熱意と職員一人一人の努力が感じられます。
山本管理者は、「安全運転ができる優良な交通社会人の育成にはまず、職員一人一人がプロフェッショナルになり、信頼され尊敬される指導員になることが前提である」と語り、職員各自に常に研鑚を怠らず、お互いに切磋琢磨することを求めています。マンネリ化を排し創意工夫をこらした技能教習、全教習指導員による教習マニュアルに徹した学科教習、まさに学技一体の教習を指導員全員で行っています。またそれをバックアップするために、不適正事案の防止資料や指導員の資質の向上に役立つ資料等は必ず全職員に文書により通達及び配布を行ない、その文書の内容を詳細に説明し、職員に理解させる為に徹底した報告・連絡・相談の実践を図っています。
このような教習所全体の努力により職員一人一人がプロフェッショナルに徹し、教習生を入学から卒業まで専属で担当し、責任を持って初心運転者教育に当たっていることが歴然としている教習所です。それは飯能自動車学校のホームページ(http://www.hanjiko.co.jp/)からも感じられます。

山本管理者
山本管理者

飯能自動車学校
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レインボーモータースクール
レインボーモータースクールは名実共に教習所業界において牽引的役割を担う存在であり、地元においてもその名は日常生活に浸透している。レインボーモータースクールは国内だけでなくシンガポールにもドライビングセンターを出資、設立しているが、そこへ赴任する際は英会話習得が必須条件である。「転勤は世間の荒波にもまれ見聞を広めるチャンスであり、人材育成という点では良い機会になる」と坂本管理者は語ってくれた。
国内にとどまらず海外でも活躍の機会が与えられるレインボーでは独自のプログラムにより人材教育や資質の向上についても非常に力を入れている。研修制度も充実しており、その一つが年2回実施されるマンツーマン研修である。これは全職員が対象で、日常業務やその他の多岐にわたる疑問などについてグループリーダーと1対1の面談形式で行われる。又、リーダー養成のためのチーフ・主任研修も実施されている。更には、職員の側から「これだけやった、ここを認めて欲しい」という主張をする機会である「私の主張」という制度や各自がテーマを決めて資格取得などにチャレンジして自らのハードルを上げてゆく企業内資格制度など個人の資質向上のための機会はこと欠かない。この様な充実した人材教育やレベルアップ制度により国内はもとより世界にも通用する優秀な人材が生まれる。
豊富な経験を積まれ、レインボーイズムを継承されている坂本管理者の言葉には含蓄があり、管理者として大きな組織をとりまとめる強力なリーダーシップが感じられた。

坂本管理者
坂本管理者

レインボーモータースクール
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鴻巣自動車教習所
真新しく、近代的な校舎の玄関を開けると、「おはようございます!」と、明るく元気のよい事務員の方々の挨拶がロビーいっぱいに広がります。鴻巣自動車教習所は、鴻巣市内の住宅地の中、恵まれた立地と職員の皆様の礼儀正しい対応が印象的な教習所です。
管理者の浅子さんは、教習所の存在自体を左右するのは、「教習所の現場の職員」そのものに陥っていると、職員研修の重要性を特に強調します。
激変する市場環境のなか、お客様中心主義にのっとり、多様化する業務に対応し、且つ地域社会からも高い評価を得るためには、旧来の教習業務を越えた「あれもできるがこれもできるという職員」の育成が急務です。そこで仏の気持ちと鬼の気持ちを併せ持って職員教育に取り組んでいるそうです。
具体的には、雰囲気作り、やる気作り、緊張感作りを目的に、朝礼や各種会議、検討会、部外研修等を実施されているそうですが、特に驚かされるのは、各種報告書などの量と多様さです。当校では、業務日誌や職員勤務日誌、会議記録、学科聴講報告、技能同乗報告書などに留まらず、教習向上ノートや研修報告、読書感想文まで、記入を義務づけ、必要に応じて効果測定まで行い、これにより、各業務への取り組み強化と管理徹底を実現しています。
マンネリにおちいりやすい教習業務ですから、内容を熟慮再考するためにも、実に有効なやり方であると感じました。

浅子管理者
浅子管理者

鴻巣自動車教習所
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