トップイメージ
左イメージ
人財となれ
平成16年7月1発行
埼玉とだ自動車学校
JR埼京線戸田駅から徒歩3分とまさに「駅前教習所」というキャッチフレーズどおりの立地に恵まれた埼玉とだ自動車学校。ここで人材育成と資質向上方策の指揮を執るのは八島管理者と鈴木専務である。
平成14年10月より就任された八島管理者は、交通事故防止を目的とした交通警察の全ての分野に携わり、この時の経験を教習の教材として活用できるように執務資料としてまとめて指導員に配布するとともに、この時に培ったノウハウを人材育成にも取り入れている。
教習生が分かり易く、そして早く技能や学科を習得するためには、指導員が如何にして個々に応じた教習ができるかに依る。
優しくて親切な教習だけでは優良なドライバーは育成できない。時として命に関わる運転免許を取得するのであるから、時には厳格さも必要である。そして、真にその人のことを考えた上での厳しさであれば必ず理解され、感謝される。この「理解される厳しさ」と「優しさと親切」とを兼備した指導員を同校では理想としている。
これらのことが全指導員が徹底してできるように「日々新た」の気持ちで常に問題意識を持って業務に取組むことで、資質を向上させるための「日々自己研鑽」の意識づけを絶えず行っている。
八島管理者はまた、本年度法定講習の管理者講師として教壇に立っておられるが、不適正事案の防止については、惰性を排除し、愚直なまでに基本に忠実な業務の推進を強調されている。
重鎮としての八島管理者と若きリーダーである鈴木専務とがうまく連携して陣頭指揮を執り、平均年齢30代半ばという若い指導員達を牽引し、次世代の教習所業界を教習の現場から支える指導員の育成に全力を注いでいる。
若さと活気に溢れるここ埼玉とだ自動車学校に、良き伝統や手法を継承しながらも、既存の概念にとらわれることなく、むしろ打破することで新しい一歩を踏み出そうとする力強さを感じた。
八島管理者
八島管理者

埼玉とだ自動車学校
上矢印 ページトップへ

埼北自動車学校
埼北自動車学校は、東北自動車道加須ICから5分、東武伊勢崎線花崎駅前とアクセスに恵まれています。コース敷地面積も6,850坪と広く、また校舎には心和む絵画が多数飾られています。
少子化の影響で教習所を取り巻く環境も益々厳しくなり、藤井管理者は「出来ることは何でもやってみよう」の心意気で職員のやる気を喚起しているのでその一例をご紹介します。
・3S運動の展開  (SWEET・SMART・SMOOTH)
免許取得も早く・安く・簡単にという風潮になりがちですが、安全な初心運転者の育成という指定自動車教習所の命題は不変です。教習生が安心して心を開き、より効果的な教習ができるように3S運動を展開しています。その結果“アットホームな雰囲気の教習所”という評価を頂いているそうです。
・経験に胡座せず、知識を磨け!
職員には経験に胡座することなく、道交法・教本・指導要領などを座右に配し、疑問や問題意識を感じたら、まずこれらを読んで質問し検討するよう求めています。
・地域への貢献は運転者の再教育で!
埼北自動車学校では、免許既得者への講習を年間1,000名以上実施しています。当校の安全運転講習会は小学生から高齢者にと広範囲に亘っていて、内容にも担当職員の工夫が盛り込まれ、運転者教育を通じて社会貢献をしている自覚が芽生えているそうです。
藤井管理者は「ネガティブになりがちな日頃の意識も、知恵を出し、汗をかく毎日を繰り返すことでポジティブになり日日是好日です」と笑顔で語る。職員全員が日々創意工夫を凝らし、常に進化している埼北自動車学校は、県北東部の交通安全教育センターとして、今後も地域に欠かせない存在であることを確信しました。
藤井管理者
藤井管理者

埼北自動車学校>
上矢印 ページトップへ

指扇自動車教習所
新生さいたま市西区に位置する指扇自動車教習所を率いるのは、元運転免許試験課課長の市川管理者です。
免許行政について長年のキャリアと豊富な経験を有する管理者が特に強調するのは、「1時限・1時限を大切に教習する」「心と心のふれあいを大切にする」との事で、明るい雰囲気の中、親切丁寧な教習が行われております。
「よい時の体制を引きずっている」と、週1回の所長指示教養に加えて、毎日の班別ミーティングを実施し、加えて班長には毎週報告書の提出を義務づけているそうで、かなり厳しい管理体制が敷かれております。また、警察官の昇任試験と同じだからと、指導員の免種追加や資格審査にも積極的に取り組んでおられます。特徴的なことは運転免許試験課での経験によるものなのか、特に検定課長には厳しくなってしまうそうで、たまには叱責することもあるそうです。「検定の活かし方が大切。検定の結果を正しく分析し、教習の問題点を見つけ、フィードバック、これをしっかり教習する。この繰り返しが必ず検定に反映される」との事でした。
「まだまだ財団法人としての甘えがある」と謙遜ぎみの管理者ですが、
今後は三校(埼玉県自校・東松山自校)が力を合わせて教習の充実に
努めるとの事であり、前向きの積極経営に益々強みが発揮されることでしょう。
市川管理者
市川管理者

指扇自動車教習所
上矢印 ページトップへ

深谷自動車教習所
社員のモチベーション、やる気をいかに上げるか。これは大変難しい。
深谷自動車教習所では社長が参加する幹部会議があり、幹部や現場の意見をダイレクトに社長にいくようにし、良いものは積極的に取り入れているそうだ。
その一つとして、学科教習にパソコンを導入し、昨年秋からパワーポイントを採り入れた教材を作成し、教習生が興味を持って受講できるようにした。
深谷自動車教習所では学技一体との考えから全員が学科を担当している。中にはパソコンに不慣れな人もいたそうだが、5月には扱うための研修が全員終わっている。最初の基本は副管理者が教えたが、その後は各自で努力し、全教程分を自分たちで作り上げた。内容は素晴らしい出来栄えで、卒業時のアンケートでは教習生に好評を得ているということも充分うなずける。「パワーポイントを導入したことにより、空き時間に教材の写真を撮りに行く等、自主的に行なっていた。」と、新井管理者は
語る。
その他、毎年2、3名で県内外の教習所を見学に行っており、ここ2年ほどは県内を視察しているそうだ。この取り組みは10年以上前から行っているため殆どの指導員が経験している。「うちにいるだけでは良くない」とのことから、これもやはり現場からでてきた意見なのである。これらのことからも社員から意見が出易い環境をつくっていることがわかる。いくら意見を求めてもそれを真剣に耳を傾けることや、よい意見であればきちんと実行するということを続けていかなければこの様な環境はできない。社員の活気が溢れる素晴らしい教習所であった。
新井管理者

深谷自動車教習所
上矢印 ページトップへ

八潮自動車教習所
「『三意の実践』を常に旨として業務に当っています」と、誠実な語り口で説明する吉田管理者を中心に、八潮自動車教習所は、徹底してサービスの基本を実践している点が印象的である。
サービスとしての教習業務をきちんと認識し、「教習とは、楽しくなければならないもの」であり、「喜ばれ、満足してもらう」ために、まず「熱意・誠意・創意」という「三意」による教習を実践することを大前提としている。
そして、そもそも教習所におけるサービスとは、「お客様に対する気遣いであり、心配りである」とし、お客様を「満足」させ、更に「期待以上のことをする」ことという姿勢を全員で共有している。
具体的な方策としては、日常の挨拶や言葉遣いという基本的な事から、顧客アンケートの分析、毎朝の朝礼や繰り返し行われるミーティングなどを行っている。前述のような意識付けがしっかりしているので、職員の接客も表面的ではなく実体の伴ったものになっていると感じられた。
このように日々の教習業務も、最も重要な「基本の徹底」を中心としたものであるが、一般的には基本を重視するあまり、マンネリ化して徹底不足になる恐れもある。こうした状況に備え、吉田管理者は職員一人ひとりに「自己反省5ヶ条」という、名刺大の携帯用カードを配布している。このカードには、教習にあたっての慢心やマンネリを常に戒め、顧客本位の教習になっているかを確認させるのに大いに役立っているようである。
また、管理者と教習指導員の席も、きれいに整理整頓されて同じ部屋に机を並べている。こうした点も有効に活用し、「何かあったらすぐ連絡」という情報共有のスピードを速め、全体としての一体感を醸成し、活気ある職場作りを行っている。
八潮自動車教習所が、設備やコンピュータ一辺倒ではなく、人間中心のあたたかいサービスを提供する点は、まさに「企業は人なり」という言葉を実践したものであろう。サービス業としての基本行為を飽きることなく徹底し、「結果を出さなければ意味が無い」と謙虚に実践する姿は、極めて示唆に富んだものであった。
吉田管理者
吉田管理者

八潮自動車教習所
上矢印 ページトップへ

坂戸自動車教習所
昭和56年7月に埼玉県公安委員会の指定を受けて以来、数多くの歴史を刻んできた坂戸自動車教習所は現在、新時代に向けて新たなる挑戦を行っている。
岩田管理者は「他業界から見るとこの業界はまだ業務がシステムとして完成されていない部分があるのではないでしょうか。それをISO9001(品質)、ISO14001(環境)という規格に則った組織運営を行うことにより、サービスの向上・環境への取り組みに加え、職員の意識改革、資質向上にも繋げています」と語る。
すでに多くの企業や地方自治体等でも認証取得されている「ISO」とは国際標準化機構のことで、日本でいう「JIS (日本工業規格)」の世界版である。現在では本部をジュネーブに置き、約150国が加入している。
サービスとは商品の生産と消費が同時に行われる。従って、サービスは顧客と接触の瞬間に品質の良否が決定してしまう。この品質をより高めることでISO9001の承認取得を目指している。また、環境への取り組みを継続的に実施していくことは、企業の社会的責任を果たす上で重要なことと捉え、ISO14001の取得も同時に目指しているところである。
「以前よりも書類は増えましたが、しっかりとした管理体制が構築されたので非常に利便性が高まりました。また各職員の環境に対する意識もレベルアップしています」と語る。極めて近い将来、同所がISOを取得し更なる飛躍を遂げるであろうと確信した。
岩田管理者
岩田管理者

坂戸自動車教習所
上矢印 ページトップへ