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平成17年1月1発行 |
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寄居武蔵野自動車教習所は、上毛の三山といわれる赤城山・榛名山・妙義山が見られる景色の良い高台にあり、春には100本を超える桜の名所として地域の皆様から大変喜ばれています。 小久保管理者は「教習所の目標は、交通事故を起こさない優秀なドライバーの育成に徹すると共に、地域の交通安全センターの役割として地域に貢献し、そして、私達の教習所へ何を望み、何を求めているか、的確に把握し教習所の職員として完全燃焼すること」と力説します。 当教習所では、機会あるごとに今までの教習を各指導員自身に総点検させ、問題点を交代で発表、全員で検討することで教習効果の向上を図るなど一丸となって問題解決に取り組んでいます。 他にも必要に応じてテーマを与えて教習指導員にレポートを提出させ、その意見を教習内容にも反映させているところや、一昨年から実施している県外研修にて得てきたアイディアを導入するなど当教習所内の風通しの良さが伺えます。また、朝礼の際に3分間スピーチを実施し、人生の様々な場面に対応できる人材を育成しています。 「教習所の仕事は、サービス業(企業性)であるが、教育的(公共性)に立つことが多いが、これらを両立させ健全な教習でなくてはならない。そして、初心運転者が絶対に交通事故を起こさない優秀なドライバーを育成することが、教習所が社会の信頼を得ることになる」と語る小久保管理者が牽引する寄居武蔵野教習所は、今後も日々進化し続け、地域になくてはならない存在であると感じました。 |
小久保管理者
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久喜自動車学校に36年在籍する齋藤管理者は、人材育成の目標として「親切、丁寧な教習指導」を第一に掲げており、指導員には常に、 ○相手の立場になって教習する ○身分をわきまえて行動する ○自分の職場を大切にする この3点に注意して行動するように指導しているという。 教習の中で特徴的なのは、「適性相談」である。教習を始めて修了検定を受ける前までの間に、必ず教習生全員に、管理者を筆頭とした管理職が5分程度の面接を行うというもので、内容は適性検査を参考に、教習を受けるときにどんな点に注意すべきかを話したり、今までの教習での悩みなどを相談するというものである。これを行うことによって教習生の疑問や要望、苦情までいろいろなニーズを引き出し、これらの意見をもとに指導員の態度や教習に生かすということである。また一度面接を行うと教習生との距離も縮まりそれ以降もいろいろな事で相談にくるそうで苦情などの処理もスムーズとなり教習所の好感度にも一役買っているようである。 これだけの時間を管理職が割くのは厳しいそうだが、管理職が率先して行うことによって、他の職員も空いた時間を利用して校舎の清掃は
もとより、教習内容の見直しや合格率向上の統計資料の作成などを行っているということである。 人材育成というと何か特別なことをしなくてはいけないのではないかと感じられるが、久喜自動車学校においては、管理職の普段の行動を見て接しているだけで、優秀な人材が涵養されるようである。リーダーシップというのは、口でとやかく言うのではなく普段の行動がいかに大切であるかということを教えてくれる教習所であった。少子化問題や、職員の資質向上など、多くの課題が山積する教習所業界において久喜自動車学校の試みは、これからの教習所のひとつのあり方を示しているといえるのではないだろうか。 |
齋藤管理者
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埼玉本庄自動車学校は、埼玉県北部の本庄市に位置しており、管理者以下25名の職員の中、教習指導員12名、検定員5名と比較的小規模ながら、取れる資格は全て取得させています。最終的には技能検定員まで全員が取得することを願い、少数精鋭体制をつくりあげているところであります。 大型車・普通車・大型二輪・普通二輪とその他に高齢者講習、シルバードライバードック講習を行っており、全員が全てを担当できる様に、3名の副管理者を中心に月2回の全体研修、新規指導員、免種追加の事前教養を実施しています。 研修教養を通じて各個人が能力を高め全体で物事に取り組む体制をつくっており、学科教習についても資格はあるが担当しないとなると、研鑽努力が見られないということで全員が担当しています。そのことにより、知らない講義は出来ませんから休日等を利用し、学科教習の資料等を図書館や交通事故多発地点を調査するなど、自己研鑽に努力しているのが伺えます。 また、卒業生の初心者事故を無くすために、職員の中で事故防止委員会を設立し、意見を出し合い卒業生の無事故・無違反に向けて日々努力しています。 坂本管理者は、「人材育成とは研修教養を通じ職員が同じ仲間として自主的に助け合い協力し、少数精鋭体制を確立することである」と熱く語ってくれました。 |
坂本管理者
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「地域住民の方の期待に応え、信頼を獲得できる教習所であるよう努力しています」と語る深井管理者の下で、三郷自動車教習所は職員一丸となって挑戦を続けている。 太陽グループの3つ目の教習所として昭和58年に開所して以来、普通車・普通二輪車の卒業生を多数輩出してきたが、さらに大型二輪車・普通二種と意欲的に業務拡大を図り、常に挑戦者としての気持ちを忘れることが無い。 深井管理者は「こうした姿勢が指導員の資質向上に結びついたと思っています」と謙虚に語るが、『教育は人なり』との信条どおり、指導員各人の教習や教習所に対する気持ちが大変強く感じられ、それが様々な形で現れていた。その一つが「全部手作り」のコースである。職員一人ひとりが「教習生に快適に教習してもらう」という気持ちで整備した施設は清々しく、清掃も行き届いていた。施設や設備を大切にする気持ちが、必ずや交通安全への意識をも高めるであろうと思われた。 また、指導の統一という観点から「教習向上委員会」を設置し、月に2〜3回のペースで実施している。この委員会では毎月の教習の重点目標を定め、検定合格率の向上を図っており、教習の重要方針の
策定に指導員が積極的に関与できるシステムとなっていて、指導員の意識高揚に貢献している。 これら以外にも、地元の警察署に積極的に協力し、交通安全講習会や 施設提供を行い、地域の交通安全教育センターとしての使命を存分に発揮している。更に、管理者や副管理者が社外セミナーなどに参加する機会を設け、管理職の啓発や最新の 交通安全知識の習得にも余念が 無い。 「技術を教え、心を伝える」というグループのビジョンのように、全人的な人材育成方針のもと、職員一丸となって挑戦し続ける文化が隅々まで浸透している。このような三郷自動車教習所の更なる発展を確信し、その挑戦し続ける姿勢は我々の目標とすべきものであろう。 |
深井管理者
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