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平成18年 1 月 1 発行 |
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資格審査合格へ向けて >> |
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教習指導員であれば、必ず合格しなければならない資格審査。セイコーモータースクールは、新規指導員審査の一回目での合格率が90%以上という驚異的な成績を収めております。そこで今回、西山哲也副管理者に検定員を含めた資格審査に対する取り組みや育成プランについてお聞きしました。 |
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質問 > |
資格審査合格にむけての担当者を選任されていますか? |
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西山 > |
教習を全くやらない訳ではないが、教養中心の専任担当が1名おります。合格までを担当し、以降のOJT教育は各グループが担当し、3ヶ月・6ヶ月・1年に事後教養を行います。 |
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質問 > |
どの程度の時間を事前教養にあてていますか? |
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西山 > |
新任であれば3ヶ月程度。訓練は教習の妨げにならないように、終了後の夜9時すぎまでがんばっています。新規指導員の場合、資格を取るために入社したのだから、他業務を担当することもなく、当然指導も厳しくなります。 |
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質問 > |
検定員については如何ですか? |
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西山 > |
検定員については、経験年数に加え、自分の申告書、上司の推薦をもとに受験者を選定します。単に勉強ができるだけでなく、教育する者としての自覚と責任ある行動が必要です。 |
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質問 > |
最近の指導員教育について一言聞かせて下さい。 |
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西山 > |
最近は、お客様が厳しくなったと思います。単純に型にはまった指導ではなく、お客様に合わせた的確な指導で、かつ喜んで頂ける教育ができる高い技術が必要です。 当校は、妥協することなく、プロフェッショナルの育成を目指します。 |
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指導員教習技能競技大会への取り組み >> |
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指導員にとっては、教習所の代表として自分を試す晴れの舞台である「指導員教習技能競技大会」。今回は歴代の県大会優勝者を輩出する東武かすみ自動車教習所にて、田畑副管理者と本年度の選手だった倉片指導員に、その取り組みについて伺いました。 |
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質問 > |
これまでの競技大会への取り組みの姿勢についてお聞かせ下さい。 |
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田畑 > |
まず大きく分けて2つあると言えます。対外的には指導員のレベルの高さ、ひいては教習所としての質の高さを証明・宣伝できることです。また、対内的には指導員の目標づくりとモチベーションの高揚があります。 |
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倉片 > |
とにかく、地区予選突破は「当たり前」なので、それだけはプレッシャーでしたね。しかし、出場経験者など多くの人が、休みの日に自主的に出て来てくれて準備を手伝ってくれるといった、職員全体で取り組むという雰囲気があり、心強かったです。 |
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質問 > |
通常の学科教習などに、競技大会をどのように活用されていますか。 |
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田畑 > |
学科教習を行う指導員はほとんどが競技大会入賞者ですが、自然と競技大会を通じて得た経験や知識を活用する方向で、担当者会議などを行っているようです。 |
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倉片 > |
自分の教習を客観的に見直す貴重な機会になりましたし、導入部分での関心の喚起や、事例の扱いに際しての表現の幅が増えたと思います。 |
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質問 > |
レベルの高い学科教習が、教習所全体のレベルアップに繋がっているのですね。 |
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田畑 > |
やはり職員自ら主体的に競技大会に取り組む、という現在ある雰囲気を大切にしたいと思います。職員全体が誇りと自信を持って、日々の教習業務に取り組めることのできる教習所となれるよう努めていく所存です。 |
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未来志向の新校舎 >> |
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レインボーモータースクールにおきまして、国内最大級の新社屋(名称は、R×Sターミナル 3階建て)が完成しました。 そこで今回、当教習所の間瀬管理者と田中副管理者に新社屋の建設コンセプト等をお聞きしました。 |
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質問 > |
建設コンセプトと施設の特徴は? |
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回答 > |
来場されるすべてのお客様に快適にご利用いただけることをコンセプトとして工夫を凝らした施設にしました。 例えば、全面の壁をガラス張りとして、太陽光をふんだんに取り込む設計で、明るい空間を演出しています。 空調機器類は夜間蓄電式の環境対策型を採用し、教室の壁や床は防音タイプ仕様としています。 |
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質問 > |
託児室もこだわりがあるとお聞きしましたが? |
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回答 > |
託児室でも床・壁は子供に優しい素材を使用し、窓位置を通常より下げて圧迫感を軽減、空調は健康環境基準を大幅にクリアし、心地よい空間を達成しました。(深呼吸をすると空気が澄んでいるのが分かります。) |
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質問 > |
施設の中でも最も気を使ったところは? |
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回答 > |
最も力を入れたのが、「少子高齢化対応型施設」とエスカレーター・エレベーターを完備、廊下にはすべて手すりを設置し、フロアは歩きやすいようにフルフラットにしました。(この一例として教室の出入口の引き戸が吊下げ式になっており、床からはレールやわずかな段差もなくしている。) 1Fには身障者用のトイレも用意し、呼び出しベルも設置しています。 従来の教習所のイメージを根本的に変えてしまう、この新社屋を訪れてみて、「すべてのお客様」に快適にご利用いただくことを目指していくことが、結果として教習の学習効果を上げることに結びついていくことを強く感じました。 レインボーモータースクールのこのような姿勢、取り組み方は、これからの教習所像を考える上で、大変参考になるものでしょう。 |
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新大型へのチャレンジ >> |
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平成19年6月よりスタートする新大型免許の課題、コース改修について五十幡管理者にお聞きしました。 |
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質問 > |
コースレイアウトについての協議は? |
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五十幡 > |
コース課題は、図面上に配置できれば良いだけでなく、出入りや全体の流れなど免許センターの試験コースと同等の条件が求められます。改修前のレイアウトの段階で、運転免許課との十分な協議が必要です。 |
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質問 > |
新基準字のレイアウトは? |
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五十幡 > |
コース基準に加えて1)出入り口のすみ切り半径は3メートルと定められているため新大型字の設置は18.25×42.75以上の面積が必要です。また2)狭路コースの出入り口部と他のコースは、直角に交差していなければなりません。 |
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質問 > |
交差点、周回のすみ切り半径は? |
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五十幡 > |
実際の試験車同等車両を借りて走行させてみたところ、交差点のすみ切半径は出来れば6メートル以上、周回のすみ切り半径は反対車線にはみ出さないだけの形状が望まれます。また実走行することにより、立体障害物、信号機、見通しの悪い交差点、照明灯等立体的で考えて改修しなければいけない箇所も多く発見できます。 |
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質問 > |
コース課題の舗装は? |
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五十幡 > |
字、方向変換、縦列駐車は新大型教習車両の車両総重量、3軸車両であることを考えて、舗装はコンクリートで行うことが望まれます |
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質問 > |
工程日時、立会い検査スケジュールについては? |
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五十幡 > |
運転免許課との協議→改修→変更届→立会い検査→承認→使用開始を何度も繰り返し、在校生等の教習に支障をきたさないよう事前に工事日程と免許課による立会いスケジュールとの十分な打ち合わせが必要です。 |
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走る交通安全教室 >> |
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ファインモータースクール上尾では、最新鋭の機器を搭載した交通安全教育車を用い地域の交通安全教育センターとして地域社会に貢献しております。それらの取り組みについてお聞きしました。 |
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質問 > |
交通安全教育車の用途についてお聞かせください。 |
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峯尾 > |
教習所一日開放はもちろん、企業研修、卒業生の呼び戻し教育、地元のお祭り、卒業検定合格者にシートベルトの着用効果を体験して頂いているなど使用方法は様々です。また、埼玉県警察からの依頼で高速道路のサービスエリアで使用したこともあります。その際には1日約300名の方に体験していただきました。 |
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質問 > |
それらの結果や効果などについてお聞かせください。また、講習時に注意している点などありますか? |
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峯尾 > |
受講者自身の視覚能力・運動能力等を把握していただけますので、その後の運転に活かしていただけると思います。様々な検査がゲーム感覚で出来るので、受講者から好評を得ていますが遊びにならないように注意しています。 |
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質問 > |
地域の交通安全教育センターとしての役割についてお聞かせください。 |
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峯尾 > |
当校は『事故のない安全な街づくり』『車社会を快適に過ごす為のお手伝い』をコンセプトに様々なイベントに参加しています。地域のイベントなどにはもちろん無料で参加しており、交通安全教育車を通じて市民の方々の交通安全意識の啓蒙に役立ち、交通事故の減少に繋がれば幸いです。 |
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高齢者の事故防止に向けて >> |
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平成15年から3年連続シルバードライバードック優良校として表彰を受けている、かごはら自動車学校の宇佐見管理者、講習担当根岸副管理者にその取り組みについてお聞きしました。 |
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質問 > |
年間の人数や開催回数の目標というのは、あるのですか? |
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宇佐見 > |
警察からの割り当ては50名ですが、当校としては、100名程を目標として設定し、年に7回計画的に開催しています。 |
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質問 > |
100名の目標となると参加者を集めるだけでも大変だと思いますが、参加者の募集方法はどのようにやられているのですか? |
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根岸 > |
募集は、熊谷警察署の紹介がメインなのですが、それだけでは足りず、自治会や、長寿会へ依頼したり、行政で行う高齢者向け各種イベントでの広報活動などが主な募集方法です。また、参加者全員に暑中見舞いと年賀状を出しているのですが、これも高齢者の方々の話題になるという点では、参加者募集の手助けになっているようです。 |
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質問 > |
特に注意している点はどんなところですか? |
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根岸 > |
基本的には、任意の講習なので、身体的にも、技術的にも自信のある参加者が多いのですが、やはり高齢者ということで、何が起きるかわからないので、参加者の動静をよく観察するとともに、事故防止には細心の注意を払っております。また高齢者の方々は講習に対してかなり真面目に取り組んでいますので、緊張のあまり体調を崩さないように、休憩中に雑談をするなど、リラックスした雰囲気作りにも気を使っております。 |
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宇佐見 > |
人生の大先輩で、今まで社会を支えてきた高齢者に、敬意を表する意味で、講習の冒頭では必ず私が挨拶を行っております。また、これからも、高齢者の方々を悲惨な事故から守ることが、「地域の交通安全教育センター」としての教習所に与えられた重要な責務であると認識し、積極的にシルバードライバードックに取り組んで行きたいと考えております。 |
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