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認知機能検査について >> |
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先日(平成18年6月頃)埼玉県内の10教習所で行われました、高齢者向け認知機能検査の開発のための実地試験について、実際に行った埼玉県自動車学校の茅根校長と、大谷指導員にその内容をお聞きいたしました。 |
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質問 > |
今回この検査は何の目的で行われたのですか? |
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茅根 > |
現在、警察庁では、運転に必要な情報の読み取り、少しの間記憶している能力などの認知機能といわれるものについて、簡易に把握するための検査、いわゆる認知機能検査の開発を進めているところであります。今回行われた実地試験は、この認知機能検査の検査結果と、運転技能がどのような関係にあるかを調査するため、40名の高齢者を対象に行われました。 |
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質問 > |
どのような内容のものですか? |
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大谷 > |
高齢者講習の後に20分程度で行われた検査ですが、今日の日付けと時間を記入したり、時計の文字盤を描いてもらったり、絵の描いてあるパネルを何枚か見せてそれについて質問をするというものなどで、健常者にとっては非常に簡単な問題でした。 |
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質問 > |
この検査の結果はどのようなものでしたか? |
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大谷 > |
当校で実施した40名のうち7名は 、「交通事故に巻き込まれる可能性も懸念される。」というものでした。 |
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質問 > |
この検査結果を本人に伝えたときの対応はいかがでしたか? |
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大谷 > |
当校で実施した40名のうち7名は 、「交通事故に巻き込まれる可能性も懸念される。」というものでした。 |
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質問 > |
この結果をどのように感じましたか? |
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大谷 > |
要注意者が、人数的に結構多いなと感じましたが、確かに運転技能診断結果と照らし合わせると、危険といえば危険なようにも感じました。これから、高齢者講習の中でこの検査を行うのかどうかはわかりませんが、高齢者の交通事故が問題となっている現在、高齢者に、自分の運転能力をよく認識してもらうということは、事故防止の上では、大変有意義なことだと思います |