平成20年10月18日から20日までの三日間、 自動車安全運転センター中央研修所にて高齢者講習指導員補充講習を受けて参りました。
この講習は、平成21年6月19日までに施行される認知機能検査の導入による高齢者講習制度や講習時間、及び講習内容の見直しによる講習方法等の変更が主な内容であります。そして、今回の講習の修了者による県内への伝達講習が予定されており、その責任の重さを痛感しながらの受講となりました。
講習では高齢者講習の実施上の留意点及び実施手順等細かく指導して頂き、担当教官の方々には心から感謝しております。この講習を受けながら強く印象に残った点は、認知機能検査の結果で認知症かどうかを絶対に決めてはならないという事であります。認知症かどうかはあくまでも医師が診断するものであり、認知機能検査の資格を今後取得し、検査を行ったとしても医師の検査ではないのです。その意味をしっかり理解していないと、とんでもない大きな問題が発生する可能性が十分あることから、伝達講習で確実に伝えなければならないと思っております。
また、交通事故データを見ると65歳以上の高齢運転者の総事故件数は、増加の一途をたどり、 特に75歳以上の死亡事故件数は、他の年齢層より群を抜いて多くなっております。
したがって私は、高齢者講習に対する期待と役割が年々高くなって来ていることを認識し、より効果的な講習が出来るように日々研鑽して、安全で快適な交通社会実現の為、最大限の努力をしていく所存であります。 |