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特集
第8次長期ビジョン研究会進捗状況について
 久喜自動車学校
 前田 忠信
指定自動車教習所の在り方を長期的視野に立って考え、研究し、その結果を発表・提案してゆく全国指定自動車教習所連合会の長期ビジョン研究会もはや16年目、第8次となりました。今回は私が埼玉県協会の代表として、研究員として活動させて頂く事となります。

この間、大型二輪や二輪免許、中型免許などの新たな教習開始や、高齢者講習など教習所の業務内容は大幅に拡大しております。また少子高齢化や若年層の運転免許取り控えなど、教習所を取り巻く環境も一段と厳しさをましてきました。

こうした中、今回研究のテーマは「教習所イノベーション」です。指定自動車教習所が新規免許取得者に対する教育機関を超えて、新たな地域の交通安全教育センターとしていかに社会貢献できるのかという課題について研究を進めております。教習所には豊かな知識と経験そして施設があります。これらを、国民的命題である安全で円滑な交通社会の実現に向けて活用することについて、さまざまな可能性を検討しているところです。

現在研究中の具体的な課題としては、
 ・ ITを活用した既得免許者向けの学科試験
 ・ 安全運転検査センターおよび検査制度の設立
 ・ 一般企業向け安全運転研修の研究
 ・ 高齢運転者安全教育
 ・ エコドライブ教習、講習の研究
 ・ 指定自動車教習所の未来像の研究
などです。これらの課題を、全国を4つに分けた各10数名の班が分担して研究しているところです。
各研究員は多忙な中、業務の合間を縫って研究をすすめております。平成21年度の教習所協会全国大会には、研究結果の発表を行う予定ですので是非ご期待ください。
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